BtoBコーポレートメディアの表示回数が約2倍に|業界内で読まれるサイトへ
あるBtoB業界のコーポレートメディアの運用を支援した事例を紹介します。支援開始から約1年で、検索結果での表示回数は約2倍に伸長し、業界内の主要企業からのアクセスも着実に広がりました。
単なる「検索順位を上げるための施策」ではなく、業界内での認知と信頼を積み上げることをゴールに置いたコンテンツ設計がうまく機能した事例です。
サイトの目的は「SEOで上位を取る」ことではなかった
このサイトの運用目的は、単純な検索順位の向上ではなく業界内での認知拡大でした。つまり「まだ取引のない会社の担当者に、自社の名前と専門性を知ってもらう」ことがゴールです。
BtoBの場合、すぐに問い合わせにつながらなくても、業界の担当者に「あの会社はこういう情報を発信しているな」と認識されることが、中長期的な受注や商談の土台になります。担当者様も「数字よりも、業界内での存在感を上げたい」という方針を最初から明確に持たれていました。
「SEOコラムを書くだけ」ではうまくいかない理由
よくあるWebサイト運用のパターンとして「SEOに強いキーワードを選んで記事を量産する」というアプローチがあります。ただ、このやり方だけでは専門性の高いBtoB業界ではうまくいかないケースが多いです。
業界の担当者が本当に読みたいコンテンツと、検索ボリュームが大きいキーワードは、必ずしも一致しません。検索ボリュームだけを追った記事は流入は取れても、業界関係者に「この会社は自分たちのことをわかっている」と感じてもらえるコンテンツにはなりにくいのです。
【やったこと】テーマを3つに分けてのコンテンツ設計」
そこでこのサイトでは、記事のテーマを大きく3つに分けて設計しました。
見込み客が検索しそうなテーマで記事を制作。基本的なキーワード対策として、オーソドックスなSEOの型を押さえた記事を積み上げます。
業界の担当者が「これは自分の仕事に関係ある」と感じるテーマを掘り下げた記事。業界特有の課題や現場でよく話題になるトピックなど、検索数よりも共感を重視したコンテンツです。
法改正・技術革新・市場の変化など、業界全体に影響するテーマをタイムリーに発信。「この会社は業界のことをちゃんと追っている」という印象を作るためのコンテンツです。
この3つを組み合わせながら継続的に発信していくことで、単なるSEO対策を超えた「業界内で読まれるサイト」を目指しました。加えて、業界内の有力企業への取材記事も並行して積み上げ、メディアとしての信頼性を徐々に蓄積していきました。

「業界内に読まれる」という軸を決めてから、記事のテーマ選定の迷いが一気に減りました。
【成果】表示回数が約2倍、業界内への浸透も加速
取り組みを継続した結果、Search Console上での表示回数は支援開始時の約2倍に到達しました。検索露出の拡大だけでなく、業界内のリーチや訪問企業の広がりにも手応えのある変化が出ています。
- 検索結果での表示回数が大きく伸長し、ブランド露出が拡大
- 上位表示されるキーワード数が増加し、検索プレゼンスが強化
- これまでリーチできていなかった業界内の企業層にも記事が届くように
- 再訪ユーザー比率が上昇し、定着した読者層が形成されはじめた
担当者様からは「展示会や商談の場で『御社のメディア見てますよ』と言われることが増えた」という声もいただきました。当初の目的だった業界内の認知拡大が、実際のビジネス接点にも現れはじめた手応えです。
この事例から学べること
SEOは「検索順位を上げる手段」として語られることが多いですが、BtoBのコーポレートメディアにおいては、業界内での信頼と認知を積み上げるための手段として捉え直すと、コンテンツ設計の軸がまったく変わります。
闇雲に記事を量産するのではなく、「誰に」「何を感じてもらいたいか」を起点にテーマを設計する。その積み重ねが、検索の数字にも、業界内でのビジネス接点にもつながっていきます。



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